2010年04月13日

空間の贅沢

初めてのソウル。

ソウルでは「名品館」という名称で、品揃え型の百貨店と区別した館を持つ百貨店がいくつかあったのですが、そのうちのひとつ。

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これはディスプレイスペースではなく、レストルームの内装です。

ホテルのようなヴァレーパーキングや、間違ってもセール品の赤札などない落ち着いた店内(赤札どころか普通のプライス表示も見ませんでしたが)。

モノを並べるだけでは完成しない、空間の贅沢です。
東京の百貨店は、品揃え型と高級志向型に分かれつつあるようですが、後者は今の状態ではスペースに余裕がなさすぎるように思えました。

そしてちょっと衝撃を受けた、韓国ドメスティックブランドのジュエリーの洗練度。
素晴らしいなと思うのは、きちんと文化のアイデンティティを感じるデザインであることです。
アジアらしさ、というと大雑把な言い方になりますが、繊細で存在感があって、凛としていて柔らかく、単純でない魅力があります。

隣近所に並んでいた欧米ブランドは一応高級ブランドということになっていますが、それがただの貴金属とダイヤの固まりのように見えてしまうほど。

洗練は、他のものを照らさずに翳ませる、光源のようです。
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