2010年12月12日

クリスマス・ストーリー

原題はUn Conte de Noel。

恵比寿ガーデンシネマは1月29日から閉館だそうで、最後の上演作品です。

いい役者が集まり、クリスマス前後のある家庭の人間模様を展開する映画。
時間は150分と長いですが、長さを感じさせないのはやっぱり俳優の力だと思います。

ひとりひとり皆違う、人と人とが錯綜し、簡単に諭したり導いたりせずありのままの互いを尊重する個人主義、その描写がフランス映画の好きなところ。

ハリウッド映画だと善人と悪人と、挫折を克服する人、この3種類くらいじゃないかしら。
とにかく安直に解決してしまうところがあるような気がしますし、倫理的に厳格すぎるせいで、そこからはみ出た人は一気に凶悪人になってしまう。セーフゾーンが狭いんですよね。

キャストのうち有名なのはカトリーヌ・ドヌーブとキアラ・マストロヤンニの母娘。
あと、ココ・アヴァン・シャネルで個性的な役(女優で、エティエンヌ・バルサンの愛人)を担っていたエマニュアル・ドゥヴォスが、ここでもすごく魅力的なキャラクタを演じています。
彼女は映画の中で男性陣に「いい女」と評されますが、こういう女性は日本ではあまり見かけません。渡り合える男性もいないでしょうけど(笑)・・。

とにかく味わいのある映画。お勧めです。

毎年恒例のバカラのシャンデリア。1回なら誰でも出来ると思うのです。
毎年続けていることが本当に素晴らしい。

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映画前。

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映画後。
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