2013年08月01日

グローバルな言語

所属するジュエリー文化史研究会の特別編、文化史サロン。


記憶に残っている素晴らしい展示会、庭園美術館での「指輪」展や「ヨーロッパ・ジュエリーの400年」展などを企画された、関明郎氏のお話を伺う機会でした。

庭園美術館にて広くアートがご専門ですが、ある時期から、人が深く介在するジュエリーに研究対象を広げられた方です。

今回のテーマは、中世からアール・デコまでのヨーロッパのジュエリーについて。

社会のムードや人々の欲求とジュエリーの関係、その変遷のお話。
ジュエリーの造形様式の変遷は、その時代を映す鏡。身に直接つけるジュエリーはそれほど人にintimateなものでした。

サロンの最後を締めくくるお話がとても良かったです。

現代は、異なる価値観を個別に進化させ尖らせた人たちが場を共有する時代。
たぶんルネサンス期のように、身につけるジュエリーが個人のアイデンティティの表現を助ける。

個が薄まりフラットになったように見える世の中で、実は最小単位の個人の言語こそ真にグローバルな言語になる。
個人的なことから発生したものこそ、一番強い説得力をもって誰にも共感される。


また宝物がひとつ。貴重な時間を用意して下さった方々に感謝です。
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