2018年07月08日

上野でタイムトリップ

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細かい作業を一時離れて、太古のエネルギーに触れてきました。
ずっと楽しみにしていた、東京国立博物館 『縄文−1万年の美の鼓動』展です。

火焔型土器が、手の届く距離に林立する贅沢。

具象の動植物モチーフを全く含まない土器たちは、何にも属さない顔をしています。
三次元を自由に使い、左右非対称をはらんで、どこも破綻していない造形。
これを作った人と話をしてみたい・・・


土偶は人体がそれぞれユニークにデフォルメされていて面白かったです。
表面の模様が入れ墨なのかどうかが非常に気になるところ。
装身具は遺っていますが、装身行為は? と興味が尽きません。

またとない展示品の充実ぶりに、よく集まったなぁとドキドキしっぱなしの2時間でした。

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おまけのこちらはこの日、東洋館で見た団扇。骨の形までデザインされた、19-20世紀の朝鮮半島のものです。
朝鮮の団扇は一昨年、ライデンの博物館でまとまった数を見てファンになりました。(あら洒落みたい)

『縄文』展は、9月2日まで上野の東京国立博物館にて。
日本全国からの出土品に囲まれて、タイムマシンにでも乗った気分になります。

大人にも子供にもお勧めです!

2018年06月29日

梅雨明けの日に

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閉館時間間際の庭園。

根津美術館で「はじめての古美術鑑賞 -漆の装飾と技法-」を見てきました。
縄文の漆塗り櫛から明治のもの、地域も一応日本、朝鮮半島と中国、東南アジアを網羅しています。

南宋時代の八角形はいいなあ、カラーグラデの鎗金もいいなあ・・・なんてぶらぶら見ていたら、出会いました!
「百草蒔絵薬箪笥」、飯塚桃葉作で阿波蜂須賀家に伝わった18世紀後半のもの。

これが出てきたら気分が高まって、薬を頂く前に治ってしまいそう。
百の薬草が描かれた蒔絵部分も楽しいですが、彫金の薬入れも見事。 小さなガラス瓶もかわいい。

これひとつでも、見に来た甲斐がありました。
暑さも何も吹き飛ぶ、モノとの出会いがあるととっても得した気分になります。

2018年06月20日

雲の神

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明日は夏至。
一年の折り返し地点にさしかかる季節、このところモクモクと雲を描いています。

先日、汐留ミュージアムで見たジョルジュ・ブラック展。
ブラック最晩年の、ギリシャ神話をモチーフにしたメタモルフォーシスシリーズの展示でした。

ジュエリー、ガラスなど多岐にわたるジャンルの作品を見ながら、気になったのはモチーフの神話のこと。

ギリシャ神話はあらゆる分野のアートのモチーフになっていますが、はて日本の神話は?
そういえば雲の神っているのかしら・・・ と調べてみたら、ちゃんといました。

豊雲野神(とよくもののかみ)、古事記に登場するそう。

初めまして。
あの早速ですが、どの子もチャーミングなジュエリーに仕上がりますように!

2018年06月12日

項羽と劉邦 −覇王別姫

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湖北省京劇院の日本公演を見てきました。 京劇は数年前に香港で見た『孫悟空』以来の2回め。

ギラギラした衣裳、シャンシャンジャージャー煩い音楽、妙にクセになります。

所作に形式美があって、抑えた動きのなかに俳優さんの鍛錬を見るのが好きですし、派手な立ち回りに「おぉ〜」とのけぞるのも楽しい。

一幕目の主役、韓信を演じた董宏利さんは、立ち姿からこまかな所作まで洗練されて気持ちよく、目が離せず。
他の演目でも見てみたいと思いました。


そういえば京劇役者の人生を描いた映画『覇王別姫』も良かったなと思い出し、原作の小説を取り寄せ中。

次の旅のあいだにでもゆっくり読もうっと。

2018年05月31日

線の造形、線の空間

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智美術館で、大正時代から現代までの竹工芸を見てきました。

緻密な手仕事によるものも自然な造形を生かしたものも、それぞれに味わいがあり、竹素材ととことん向き合う作り手の集中力を感じます。

一番気に入ったのは、会場外のガラスケースに展示されていた硯箱です。
マットな編みにつやつやの表皮が大胆に絡み、絹の組紐できっちり封をされた姿は塩梅よく、いつまでも眺めていたくなります。 ここから広がる風景がイメージできる感じ。

写真は展示室へ降りる螺旋階段とシンクロするインスターレーション。
半ば組み上げたものが持ち込まれ、さらに2週間かけて現場で組み立てられたそう。
材料は竹だけ、仕組みは撓んだ竹の反発力だけ。

仕組みがシンプルってきれいだな、と思いました。

2018年05月25日

清朝のガラス 展

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サントリー美術館の「清朝のガラス」展に出かけました。

展示品の中でいいなと思ったのは、MIHOミュージアムの紀元前のものと、ガレのコレクションだった瑪瑙の鼻煙壺。
古いものは迫力とロマンがありますし、天然素材はなんとも言えない奥ゆきがあります。


メインの清朝ガラスは、同時期の他の工芸品とは全く違う、キッチュな雰囲気。
玉を模したものも多いのですが、例えば同じ時代の玉の彫刻品とも、目指す方向が違っているような。。。

解説では、清朝ではガラスの儚さを生かした造形は歓迎されず、あくまで重厚感が重視されたとのこと。
多くのモノやそれに付随する情報が世界中を行き交う時代に、独特の価値観が存在することは、面白いと思いました。


写真は、清朝ガラスの中で唯一、心惹かれた乳白色とグリーンの二層ガラスによるもの。 フタは軟玉かしら。

鼻煙壺は蒔絵の小箱と同じ理由で好きな、手のひらサイズの工芸品です。
白とグリーンの組み合わせはこの季節、爽やかでいいですね。


夏の白に、グリーンのアイテムを何か取り入れたくなりました。
分量は少なめで・・・サンダルかベルトに、ジュエリーくらいで十分。

2018年05月03日

ギリシャの赤

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今日は旅の続きの調べもの。
撮った写真を見直すついでに、いくつかピックアップしてみました。

ギリシャといえば青・・・は出かける前のイメージで、今回記憶に残ったのは赤ばかり。

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どこにでも咲いていた、赤いポピー。
冴えた赤。 ポピー大好き。

そういえばファッション関連のお店、ショウウインドウは圧倒的に赤推しだった。
彼の地では春の色はポピーの赤?

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フォークロアミュージアムに展示されていた民族衣装も、赤優勢。

館の説明では、ギリシャ北部は、服飾研究者にとって宝の山らしい。
山間部は民族固有の文化が残りやすいし、そもそもバルカン半島だものね。

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フレッシュのオレンジとザクロのジュース。
果樹園がひたすら続く、豊かな土地ならでは。

午後1時から4時までは、外で活動する時間じゃないことを身体で知ったの滞在3日目あたり。
強烈な日差しが少しやわらぐのを待ちながら、カフェでおしゃべりして過ごす人、多数。

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ビザンチンミュージアムの消火器マーク。 モザイク柄にニンマリ。

朝一番に乗り込んだら、チケット売場の人が5分遅刻してきて待たされた。 新鮮!
そして私のチケットを見て「期限切れだけど、昨日も来てたよね、見終わらなかったんだね」と入れてくれた。 新鮮!
良くも悪くも、規定にあそびがある。

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これはイスタンブール、カーリエの近くの小さなパティスリー。
チャイとパンを頂いて2トルコリラ。 あまりのお安さに、恐縮しながら硬貨を2枚渡す。

お店の人は5種類しかないパンをひとつひとつ説明してくれた上、食べやすいよう丁寧にナイフを入れてくれた。
「おもてなし」という程ではない、たぶん彼の日常の親切。

そしてむしろ、そういうのが嬉しかったりする。

2018年04月22日

旅  

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テッサロニキからイスタンブールまで、ビザンティン様式のあれこれを見る旅。
しんとした丘の上の小さな教会に身を置いて、モザイクやフレスコをゆっくり眺める時間、とても贅沢でした。

テッサロニキはギリシャ第二の都市で、神戸にも似た、坂ばかりの港町。
古代マケドニア王国時代の豊かさ、多分そこからくる当地のギリシャ人の岩盤のような自信、そしてあっさり美味しいオリーブオイルが印象的。


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イスタンブールでは、前回見逃したここ! わざわざ行って良かった。

女性と旅の話をすると、強い憧れがあるのに行くのを躊躇している旅先の筆頭がイスタンブールのような気がします。
大都市で飽きることがないですし、トルコリラは数年前と比べて、感動的なレート。 今行かずにいつ?

さて、完全にリフレッシュできました。
これから夏へ向けていろいろなアイデアを形にしていきます。

2018年03月18日

素おどりと桜

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国立劇場にて、素踊りの会。
幕があき、カッと明るい照明の檜舞台を観ると毎度、わくわくします。

俳諧師、時雨西行、新曲浦島、玉屋。
ひとつひとつの演目を楽しみました。

ここ何年か、ふとしたときに「素踊りが見たい」と思うことが多いです。
歌舞伎役者さんの踊りが好みだと、その方の素踊りをたっぷり見てみたいと思ったり。

写真は国立劇場の桜。「駿河小町」という新しい品種だそう。

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アテナリのこちらの桜も、今年の新しい品種です!

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アテナリ ポップアップショップ
3月21日(水・祝)〜4月3日(火)
日本橋三越本店 1階 イベントスペース