2018年06月20日

雲の神

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明日は夏至。
一年の折り返し地点にさしかかる季節、このところモクモクと雲を描いています。

先日、汐留ミュージアムで見たジョルジュ・ブラック展。
ブラック最晩年の、ギリシャ神話をモチーフにしたメタモルフォーシスシリーズの展示でした。

ジュエリー、ガラスなど多岐にわたるジャンルの作品を見ながら、気になったのはモチーフの神話のこと。

ギリシャ神話はあらゆる分野のアートのモチーフになっていますが、はて日本の神話は?
そういえば雲の神っているのかしら・・・ と調べてみたら、ちゃんといました。

豊雲野神(とよくもののかみ)、古事記に登場するそう。

初めまして。
あの早速ですが、どの子もチャーミングなジュエリーに仕上がりますように!

2018年06月12日

項羽と劉邦 −覇王別姫

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湖北省京劇院の日本公演を見てきました。 京劇は数年前に香港で見た『孫悟空』以来の2回め。

ギラギラした衣裳、シャンシャンジャージャー煩い音楽、妙にクセになります。

所作に形式美があって、抑えた動きのなかに俳優さんの鍛錬を見るのが好きですし、派手な立ち回りに「おぉ〜」とのけぞるのも楽しい。

一幕目の主役、韓信を演じた董宏利さんは、立ち姿からこまかな所作まで洗練されて気持ちよく、目が離せず。
他の演目でも見てみたいと思いました。


そういえば京劇役者の人生を描いた映画『覇王別姫』も良かったなと思い出し、原作の小説を取り寄せ中。

次の旅のあいだにでもゆっくり読もうっと。

2018年05月31日

線の造形、線の空間

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智美術館で、大正時代から現代までの竹工芸を見てきました。

緻密な手仕事によるものも自然な造形を生かしたものも、それぞれに味わいがあり、竹素材ととことん向き合う作り手の集中力を感じます。

一番気に入ったのは、会場外のガラスケースに展示されていた硯箱です。
マットな編みにつやつやの表皮が大胆に絡み、絹の組紐できっちり封をされた姿は塩梅よく、いつまでも眺めていたくなります。 ここから広がる風景がイメージできる感じ。

写真は展示室へ降りる螺旋階段とシンクロするインスターレーション。
半ば組み上げたものが持ち込まれ、さらに2週間かけて現場で組み立てられたそう。
材料は竹だけ、仕組みは撓んだ竹の反発力だけ。

仕組みがシンプルってきれいだな、と思いました。

2018年05月25日

清朝のガラス 展

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サントリー美術館の「清朝のガラス」展に出かけました。

展示品の中でいいなと思ったのは、MIHOミュージアムの紀元前のものと、ガレのコレクションだった瑪瑙の鼻煙壺。
古いものは迫力とロマンがありますし、天然素材はなんとも言えない奥ゆきがあります。


メインの清朝ガラスは、同時期の他の工芸品とは全く違う、キッチュな雰囲気。
玉を模したものも多いのですが、例えば同じ時代の玉の彫刻品とも、目指す方向が違っているような。。。

解説では、清朝ではガラスの儚さを生かした造形は歓迎されず、あくまで重厚感が重視されたとのこと。
多くのモノやそれに付随する情報が世界中を行き交う時代に、独特の価値観が存在することは、面白いと思いました。


写真は、清朝ガラスの中で唯一、心惹かれた乳白色とグリーンの二層ガラスによるもの。 フタは軟玉かしら。

鼻煙壺は蒔絵の小箱と同じ理由で好きな、手のひらサイズの工芸品です。
白とグリーンの組み合わせはこの季節、爽やかでいいですね。


夏の白に、グリーンのアイテムを何か取り入れたくなりました。
分量は少なめで・・・サンダルかベルトに、ジュエリーくらいで十分。

2018年05月03日

ギリシャの赤

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今日は旅の続きの調べもの。
撮った写真を見直すついでに、いくつかピックアップしてみました。

ギリシャといえば青・・・は出かける前のイメージで、今回記憶に残ったのは赤ばかり。

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どこにでも咲いていた、赤いポピー。
冴えた赤。 ポピー大好き。

そういえばファッション関連のお店、ショウウインドウは圧倒的に赤推しだった。
彼の地では春の色はポピーの赤?

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フォークロアミュージアムに展示されていた民族衣装も、赤優勢。

館の説明では、ギリシャ北部は、服飾研究者にとって宝の山らしい。
山間部は民族固有の文化が残りやすいし、そもそもバルカン半島だものね。

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フレッシュのオレンジとザクロのジュース。
果樹園がひたすら続く、豊かな土地ならでは。

午後1時から4時までは、外で活動する時間じゃないことを身体で知ったの滞在3日目あたり。
強烈な日差しが少しやわらぐのを待ちながら、カフェでおしゃべりして過ごす人、多数。

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ビザンチンミュージアムの消火器マーク。 モザイク柄にニンマリ。

朝一番に乗り込んだら、チケット売場の人が5分遅刻してきて待たされた。 新鮮!
そして私のチケットを見て「期限切れだけど、昨日も来てたよね、見終わらなかったんだね」と入れてくれた。 新鮮!
良くも悪くも、規定にあそびがある。

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これはイスタンブール、カーリエの近くの小さなパティスリー。
チャイとパンを頂いて2トルコリラ。 あまりのお安さに、恐縮しながら硬貨を2枚渡す。

お店の人は5種類しかないパンをひとつひとつ説明してくれた上、食べやすいよう丁寧にナイフを入れてくれた。
「おもてなし」という程ではない、たぶん彼の日常の親切。

そしてむしろ、そういうのが嬉しかったりする。

2018年04月22日

旅  

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テッサロニキからイスタンブールまで、ビザンティン様式のあれこれを見る旅。
しんとした丘の上の小さな教会に身を置いて、モザイクやフレスコをゆっくり眺める時間、とても贅沢でした。

テッサロニキはギリシャ第二の都市で、神戸にも似た、坂ばかりの港町。
古代マケドニア王国時代の豊かさ、多分そこからくる当地のギリシャ人の岩盤のような自信、そしてあっさり美味しいオリーブオイルが印象的。


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イスタンブールでは、前回見逃したここ! わざわざ行って良かった。

女性と旅の話をすると、強い憧れがあるのに行くのを躊躇している旅先の筆頭がイスタンブールのような気がします。
大都市で飽きることがないですし、トルコリラは数年前と比べて、感動的なレート。 今行かずにいつ?

さて、完全にリフレッシュできました。
これから夏へ向けていろいろなアイデアを形にしていきます。

2018年03月18日

素おどりと桜

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国立劇場にて、素踊りの会。
幕があき、カッと明るい照明の檜舞台を観ると毎度、わくわくします。

俳諧師、時雨西行、新曲浦島、玉屋。
ひとつひとつの演目を楽しみました。

ここ何年か、ふとしたときに「素踊りが見たい」と思うことが多いです。
歌舞伎役者さんの踊りが好みだと、その方の素踊りをたっぷり見てみたいと思ったり。

写真は国立劇場の桜。「駿河小町」という新しい品種だそう。

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アテナリのこちらの桜も、今年の新しい品種です!

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アテナリ ポップアップショップ
3月21日(水・祝)〜4月3日(火)
日本橋三越本店 1階 イベントスペース

2018年03月01日

万事如意

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東京は急に暖かくなっていてびっくり。
旧正月の装飾が残るところから、戻ってきました。

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満開の梅に下げられたたくさんの赤い札、そのうちのひとつを手に取ってみたら「万事如意」と。
なんだか、おみくじで大吉当てた気分。

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素材の仕入れは未来の仕事への投資なので、真剣勝負。
その分、オフタイムに気分の切り替えも大事です。
写真は宿泊先近くの庭園。 よく手入れされた、気持ちのよい空間でした。

2018年02月17日

ジャスミンの香り

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晴れて暖かくなった、絶好の梅見日和。
梅林は4分咲き、蕾も好きなのでちょうど良かった!

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白梅は、息を吸って、吸って、吸い続けたいほど良い香り。
ジャスミンの香りに似てる・・・と思って帰宅後調べたら、香りの主成分が共通らしいです。

そういえば先日立ち寄ったSHISEIDO THE GINZA。
気に入ったセルジュ・ルタンス「A la nuit」のトップノートが、やはりジャスミンでした。


梅のシーズン中、またどこかで偶然に、遭遇したい香りです。