2019年05月04日

イタリア映画祭2019

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G.W.の恒例、イタリア映画祭。
今年は『カプリ・レボリューション』と『月を買った男』を見てきました。

『カプリ...』は2時間超えの作品。丁寧に時間をかけてひとつのテーマを紡いでゆく映画です。
主人公ルチアの、岐路に立つたびに自分で選んだ道を進む、すがすがしいほどの人間の太さ強さが印象に残りました。

『月を買った男』はサルデーニャ島の特異性をネタにしたファンタジー・コメディー。
地域自虐ネタ、ここまでやっちゃって大丈夫なのかしらと思っていたら、監督はサルデーニャ出身でした。
村のバールでのシーン、久しぶりにお腹の底から笑いました。ああいう雰囲気の場にいつか居合わせたら、思い出し笑いが止まらなくなりそう。

来年はこの映画祭も20周年だそうで、どんな面白い映画が見られるか、楽しみです。

写真は近所の藤。
藤に菖蒲にバラに・・・外歩きの楽しい季節です。

2019年04月30日

横浜にて

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神戸と同じく、そばに海があるという気配だけで落ち着く横浜。
時々、果てのない大きな存在を感じたくなります。

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こちらもやはり落ち着く、古い建物の中の一角。
アールデコと和風装飾のミックスが面白い。

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この日の目的はこれでした。
ファッションを時間軸で見るのはいつも面白いですし、展示解説からは、大陸と横浜・神戸をまたにかけた持ち主の激動の人生も垣間見れます。
そんな人生の節目に仕立てられた服は、オーダー主の思いがそのまま宿っているようにも感じられました。

展示の最後はブラックフォーマル。
慶弔どちらにも黒を着る日本独自の習慣に合わせて仕立てられた、日本ならではの黒の旗袍は、翡翠のネックレスが映えるという説明でした。確かに格好良さそうです。

美しい旗袍(チーパオ)に進化した大陸の伝統服が、革命がなければその後どう形を変えていたのか、思いがめぐります。

2019年03月23日

いつも新鮮な場所

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先月の香港。
出かける数日前に、京劇専門の劇場がオープンしたのを知って、すぐさまチケットを調達。
ああ便利。仕事で彼の地に通い始めた頃には、想像も出来なかった手軽さです。

この劇場のあたりはずっと大規模工事中で、続いて新しい美術館もオープンする予定。やる気十分。


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この工事中のエリアに近く、デスティネーションが何もないため、興味はあっても行く機会のなかったこのお店。

お正月の書き初めに、選びたくないこの漢字は「ビャン」と読みます。
初めてのビャンビャン麺、もとは中国の陝西省のものだそうですが、これまでに食べた麺類の中で最大幅。3cmはゆうにありました。麺文化って広く深いです。

舞台のほうは結局、ちょっとしたハプニングがあって最後まで見られなかったのですが、これはこれで面白い思い出になって良し。


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街角の(香港の果物屋さんは実際、角地に多い)果物屋さんで何度も目にしていたはずなのに脳が有用な情報だと認識していなかったもの。台湾産の釈迦頭です。

これまでの人生で、いったいいくつの釈迦頭を食べ逃していたのか!
せいぜいこれから、楽しもうと思います。

2019年02月10日

雪責に琴責

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梅の蕾がかすかに微笑んだ日。
仕事を早めに切り上げて国立劇場へ出かけました。

年末に玉三郎さんの阿古屋を観て、もとの文楽バージョンも機会があれば見てみたいと思っていたのですが、機会はすぐに来ました。(珍しく!)

人が演じるそれよりも、人形の阿古屋から気丈さを感じるのが不思議でした。太夫さんの力でしょうか。
器楽演奏を人形でどこまで表現できるのかとても興味があったのですが、その細やかさが感動的。 観客が息を詰めて見守る中、琴爪をゆっくりと装着し、右手と左手をちらちら目配りしながら、弦を弾いたり押さえたり。

琴から三味線、胡弓と進むうちに引き込まれ、観客が岩永を笑った時に、はっと我に返ったくらい。笑いどころを見逃すのは悔しいものの、字幕の字面から言葉の綾を探ろうと欲が出るし、胡弓の演奏が素敵だったので奏者のほうも気になるし。
なんだかきょろきょろと忙しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

この日のもう一つの演目は雪責め。降りしきる雪のなか、継母といじめられる姫と庇う女の、切迫した掛け合いを語る太夫さん。本当に一人の人間なのかと思いました。すごかったです。

何かをきっかけに、興味がつながるままに追いかけてゆくのは楽しい遊び。

いい夜になりました。

2019年02月04日

立春

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今日は立春。

春からはじまる新しい一年。

「一年の計」は今頃でちょうどよいのかも、と思います。
みなさまに福おおく、おとずれますように。

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あちこちで、春の兆しを発見しては喜ぶ。
寒がりにも、ぶらぶらと外歩きの楽しい季節です。

今日の東京は暖かくなりそう。

2019年01月09日

work in progress

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お正月ごろの、制作風景。

筆先の1mmほどを使って、花びらを一枚ずつ繊細なグラデーションに仕立てています。
ルーペを覗き込んだり、少し離してみたり、チェックしながら進みます。

筆跡がそのまま残るから、近道も廻り道もよろしくない。
自分のペースに集中します。

開花予定はおよそ二週間後。
楽しみだわ!

2018年12月27日

忘れえぬ風景

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Bunkamuraでトレチャコフ美術館展を見てきました。
買い集めた西欧絵画のコレクションが主体だと思い込んで、特に関心をもっていなかったのですが、先月東急本店のお客さまからロシア画家の作品ばかりだと伺い、俄然見る気満々に。

ロシアの四季の風景の一部は思ったよりはるかに、心に迫るものがありました。

湿度を感じる森林風景は、作者の表現したいことが痛いほど解り、乾いた大丘陵や帆船のゆく大海原は、ただの室内用風景画に見えます。
結局自分の人生の早い時期になじみのある風景に共感するのかもしれません。
私の場合は六甲山系といったところ。あらゆる季節、時間の森林風景に心当たりがあります。

「芽吹き」「雨の樫林」「静かな湖」が特に気に入って、じっと見入ってしまいました。
あと「楽しいひととき」は描かれた子供の可愛らしさが半端なく、絵の中に飛び込んでムギュッとしたいくらい。数少ない女性画家の作品です。

そうそう、展示室で面白いおじさんを見かけました。
ソファにじっと座ってうっとり中空を眺めているのですが、中空だと思った視線の先には「忘れえぬ女」の眼差しが・・・ 見つめ合い?

久しぶりにしっかり絵画を見ました。楽しかった。
いつかモスクワでカンディンスキーもマレーヴィチも含め、もっといろいろな所蔵品を見てみたいです。

(写真はミュージアムの入り口に佇んでいたロシアのチェブラーシカ)

2018年12月21日

冬の旅

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ミルキーなブルーのレイヤー。
リゾート感漂う台湾の東海岸、この先には先住民が暮らす島があります。
今回は冬の荒天で島行きをあきらめましたが、その代わりに冬ならではの発見がありました。

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扱いかたが難しく、青果市場にあまり出回らないという「釈迦頭」は冬限定の美味しいフルーツ。
初めて頂きましたがこれが絶品。 次の台湾行きもきっと冬にします。


今回の旅の目的のひとつは、台中の国立自然科学博物館。
政府が認定したものだけでも10以上ある台湾先住民族の暮らし、台湾が北限とされるオーストロネシア語族の他の地域の文化、現在の台湾に広く定着している大陸の文化について、その一片に触れることが出来ます。

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「Piupiu」というこの素敵なスカートは、オーストロネシア語族の南限とされる、マオリの伝統衣装。
亜麻の茎の、チューブ状の部分と繊維状に加工して黒く染色した部分とが規則的に並んで、ストライプに。
なんて洗練されたデザイン。



街なかのあちこちに唐突に在る、信仰の場所があまりに凝ったつくりでびっくり。
時々、関羽・関平・周倉の3つの像が並ぶのを見つけて、三国志好きは小さく喜びます。

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旅先での出会いはいつも、また次の旅へと誘ってくれます。

2018年11月15日

ショコラ

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製作中の風景ですが、こうして撮ると、甘くて苦くて口溶けのよいお菓子みたい。

あらゆる自然のモチーフを様々にデザインして装いに、住まいに、取り入れてきた日本の文化。

これは氷を抽象的にデザインした文様です。

もうすぐ和装用の装身具に仕上がる予定。
どんなコーディネートが生まれるか、今から楽しみです。